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九州ハニーズの皆さんへのインタビュー

2022.12.17

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―――先日PayPayドームで初めて試合をしました。普段男の子との試合ばかりですが、その時に始めて女の子と試合をして、普段とは違う事で緊張しました。私はすぐに緊張してしまうのですが、選手の皆さんは緊張した時はどうやって落ち着くようにしていますか？

長池 玲美菜 選手）緊張した時はとにかく声を出す事ですね！あとは緊張した中でもルーティンを全力でやります。打席に入る前にジャンプをしたり…色々なルーティンをやっていますね。ルーティンをやって、心を落ち着かせています。

―――もっと強くなって、かっこ良いプレーがしたいです。どうやったら強くなれますか？

深海 舞絵 選手）「野球が大好き」という気持ちを忘れずにやっていれば、自然と強くなると思います！！

―――食事で気を付けている事はありますか？野球をやっている小学生の娘がいます。プロテインも飲ませた方が良いのでしょうか？

西村 こなつ 選手）小学生の時は、プロテインは飲んでいなかったです。小学生の頃はとにかくいっぱい動いて、食べられる時にいっぱい食べていましたね。

大人になった今は、意識してタンパク質を取るようにしています。練習後はプロテインも飲むようにしています。お昼ご飯等でもしっかりとタンパク質を意識して、納豆や豆腐等を食べるように心掛けています。

梅野 希英 選手）食事面は、とにかくたくさん食べることを意識しています。あとは、バランスよく食べることを心掛けています。

実は、今年の夏に熱中症になったのですが…普段から朝ご飯を軽く済ませる事が多くて、その日も朝ご飯を飲むヨーグルトだけで済ませて練習に行きました。その日がすごく暑くて、練習中に急にふらついて初めて熱中症になりました。そこで朝ご飯の大事さに改めて気付いたので、それからは必ず朝はお米を食べるようにしていますね。野球がある日もない日もお米を食べています。たくさん食べるのが一番です！

―――内野手でプレーをしています！今のうちからしておいた方が良い練習があれば教えてください。

小島 也弥 選手）内野手は股関節を柔らかくして、しっかりと股を割って取ることが大事なので、股関節のストレッチと下半身股関節まわりお尻とか内転筋とかのトレーニングをたくさんやって、しっかりと低い状態で動けるようにトレーニングしたら良いと思います。

―――試合前に必ずやっている事、ルーティン等はありますか？

小島 也弥 選手）試合前に必ずやっている事は、キレを出す為の体幹と短いダッシュをやっていますね。

―――県外から来た選手も多いと思うのですが、福岡に来るにあたって仕事と野球の両立や生活面での不安はなかったですか？

深海 舞絵 選手）もちろん不安はありますが「野球をする為に仕事をする」というモチベーションでやっているので、私は野球があれば全然大丈夫ですね。九州ハニーズのみんなと野球をしたいという想いでここに来ました。そのあと仕事をどうするか等になっていったので…まずは野球を軸に考えて行動しました！

―――野球を続けたいのですが、周辺に野球を出来る環境が少なくて、県外に行くかどうか進路を悩んでいます。ずっと実家暮らしなので一人暮らしが不安で親からも少し反対されています。九州ハニーズの皆さんは進路を決めるときはどうでしたか？

長池 玲美菜 選手）私は高校ではソフトボールやっていて、その後の進路で野球をするってなった時に、費用や寮生活になる事等で最初は親に反対されていました。でも野球が大好きだったので親を説得し続けました。
最終的には、お父さんも「自分の好きな事をやれ」と言ってくれて背中を押してくれましたね。

これから色々な壁が立ちはだかるかもしれませんが、野球が好きな気持ちを持ち続ける一番大事だと思います。やりたい気持ちを伝えていけば伝わります！
あとは、私は“結果で恩返しをする”という気持ちを強く持っています。結果を出す事が応援してくれている方への恩返しだと思っています！

―――1週間でどのようなスケジュールを送られていますか？練習はどれくらいやっていますか？

鶴見 栞奈 選手）私の場合は、仕事をしながらなので…週に2回は午前中11時頃まで練習を行い1時間休憩を取って、13時～19時まで業務にあたっています。

週に3回は1日練習の日があって、週に2回は1日業務にあたる日があります。上手く時間を使って仕事と練習をこなしています。

―――中学生の娘が野球をしています。サポート出来ればなと考えているのですが、思春期に入り接し方が難しくなってきました。九州ハニーズさんの皆さんは学生時代お父様とどのような感じでしたか？
関わり方のポイントがあれば教えていただきたいです。

船越 千紘 選手）私は女子野球に真剣に取り組み始めたのが高校生からで…その頃から、学校から帰ってきて夜ご飯を食べたら夜練習をするという生活を送っていました。

家の前で素振りしているのを父に見てもらって。あとは、軍手をまるめてティーバッティングにようにするという練習を1時間～1時間半、大会前だと2時間くらいやっていました。

父に言われなくても、私が勝手にやってしまうので…父はそれに黙って付き合ってくれて、自然と二人三脚みたいになっていましたね。私はそれのおかげで親子関係が良い方向に進んだと思っています。そのおかげで父の事がすごく大好きになりましたね。私の一番のコーチのような存在でした。

とやかく言わないで見守ってもらえれば、勝手に選手（娘さん）側から「今のどうだった？」等聞いてくると思うので、それまで見守って待っていてあげていたら良いと思います。何か課題や疑問点が出てきたら、そこから一緒に試行錯誤して取り組んでいけば大丈夫です。

サポートしたくて色々と言いたくなるとは思うのですが、そこは我慢していくと良いのかなと私は思います！

―――野球を始めて1年と4ヶ月になります。どうしたら九州ハニーズさんに入れますか？

上杉 あずさ 選手）これから野球だけではなく、勉強やスポーツ等色々な事をやっていくと思いますが…野球が好きな気持ちを持ち続けて、野球を続けて、福岡で頑張っていたらいつか九州ハニーズに入れると思います。私は30歳を過ぎてから硬式野球を始めたので、年齢は関係ない！野球が好きな気持ちがあったらハニーズに入れると思います！

最後にスタンドインガールズに向けてメッセージをお願い致します。

船越 千紘 選手）野球が好きっていう気持ちだけではやっていけなくなる時もあると思うんですよ。怖いとか…きついとか、楽しいだけではないので。それでもやり続けることによって野球はもちろん、人間性も成長できると思うので、野球を通して仲間もたくさん出来るし、人としても成長できるので、是非続けてください！

小島 也弥 選手）野球で出来た仲間や知り合い、指導者の方、とかすごく繋がりがたくさん出来ると思うので、野球で関わったつながりを大事にしてずっと野球を好きでいて欲しいと思います。頑張ってください！

鶴見 栞奈 選手）女子野球を盛り上げるためには皆さんの力もとても必要になってきます。皆さんで女子野球を盛り上げていきましょう！

上杉 あずさ 選手）野球への関わり方は色々あります。プレーヤーもいればマネージャーもいて、それを支える家族等…色々な形があると思うのですが、みんな「野球が好き」だからそこにいると思います。

私も最初は弟の野球を応援する側の人間で、気付いたら仕事で野球に関わるようになっていて、気付いたら野球をやりたい！ってなって九州ハニーズに入りました。

「野球が好き」な気持ちがあれば、どのような形になるかは分からないですが、野球を全力で楽しめると思うので、これからも「野球が好き」の気持ちを持って、みんなで一緒に女子野球を盛り上げていきましょう！

深海 舞絵 選手）諦めなければ必ず夢は叶うと思います。諦めずに楽しんでプレーをしてください！

西村 こなつ 選手）私は九州ハニーズで初めて硬式野球を始めたのですが、最初はすごく不安なところも多かったです。ですが今はすごく楽しめていて、“楽しい”という気持ちだけで頑張れています。
好きな事に対する“楽しい”という気持ちを忘れずに、野球や野球以外でもスポーツ等を頑張ってください！

梅野 希英 選手）何事も楽しむ事が一番だと思います！あとは周りの方への感謝を忘れずに。今日という日は今日しかないので、それを忘れないようにやっていきましょう！

長池 玲美菜 選手）野球は、やり続けていくたびに好きになっていくので、最初はきつい事も多いと思うのですが、やり続けていればもっともっと好きになるので、その気持ちを持ち続けて頑張ってください！

九州ハニーズの皆様、練習後の貴重なお時間にインタビューにご協力いただきありがとうございました。
「野球が好き」という気持ちが皆様から強く伝わってきました。
また、その気持ちに素直に行動し続けることで、ガールズが「本気で野球を打ち込める環境づくり」の実現に繋がっているのだと感じました。
野球熱の高いここ九州からさらに女子野球を盛り上げましょう！
スタンドインガールズも九州ハニーズさんを全力で応援しております！